さいまるブログ

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なぜ新人社員いじめは起こる?

こんにちはサイマルです!

あなたはいじめをする人は、精神的に不安定で人間の心が欠落していると考えますか?

 

アメリカで行われた新入社員いじめの加害者を対象に行われた研究でそのに考えは明確に否定されました。検査の結果、彼らの精神は安定しており、社会に関心を向ける正常な人々と判断されました。そこで研究者はいじめの真犯人はいじめの儀礼そのものであると考えました。それはどういうことなのでしょうか?

 

コミットメントと一貫性

社会心理学者のエリオット・アロンソンとジャドソン・ミルズという研究者は

何かを得るために大変な困難や苦痛を経験した人は、同じものを最小限の努力で得た人に比べて、自分が得たものに対して価値を置くようになる」という見解を発表しました。

 

二人は、研究の対象として討論グループに参加する新入生を選びました。

新入生は以下の3つのグループに分類されました。

 

1.加入儀礼を全く受けないグループ

2.加入儀礼として、非常に当惑する内容のー性に関するー討論を行わされたグループ

3.加入儀礼として強い電気ショックを受けたグループ

 

に分類され、その後、この3つのグループで討論の内容、集団の印象を評価してもらいました。この結果、1の討論グループに対する評価はかなり低く、対照的に2.3のグループは討論の内容、集団を知的で面白く、望ましいと確信している、という結果が得られました。

 

このことから、ブラック企業が新人社員に行う残酷な仕打ちでさえも納得のいくものとなりました。いじめ行為によって、これからメンバーになる人は自分が属する集団を魅力的で価値があるようなもの思うようになっていくのです。忠実で献身的なメンバーが生まれれば集団の結束力も強くなるでしょうから、その集団が存続する可能性も大幅に高められることになるでしょう。

 

以上がブラック企業で発生するいじめに関する考察です。

ご覧いただきありがとうございました!!

 

参考文献:

影響力の武器