誰でもいい、褒めてくれ
こんにちはサイマルです!
今回も30秒で読めるブログとなっています。
あなたは、ビジネスの現場で人を動かしたいと考えたことはありますか?
人を動かす・人に影響力を与えるためにー
そんな原則を、D・カーネギーの著書”人を動かす”が教えてくれます。
・人を動かすためには
自分が頼みを聞いて欲しいと考えている人にあなたはとても重要であると思わせることが必要だと述べています。それができれば相手は動いてくれます。
・なぜなのか
人間には、食欲、睡眠欲、性欲と同じくらい自分を重要な人物だと思いたいという欲求を持っています。それが承認欲求です。
カーネギーは、この他人に認められたいという欲望にダイレクトにアプローチするのが、相手に重要感を持たせることである、と語っています。
・例
例えば、上司に
”この仕事はだれがやっても変わらないけど、やっといて” と言われるのと、
”この仕事は君にこそやってほしい”
と言われるのとではどちらが動きたくなるでしょうか?
・具体的にどうすれば
この原則を実践するために必要なテクニックを本書では紹介しています。
それは、”ほめる”ことです。
まずほめろ、心からほめろ、小さいことでもほめろ
知っているのと、実践できているのでは全く違うのだ。
小言を言う会社の多い会社が増えているが、相手を褒め続けたほうが絶対に良い!仕事のパフォーマンスを上げるためにはそれがいい!今すぐほめろ!
というのです。
そのためには相手ときちんと向き合い、相手をよく観察すること
が最も重要かつ必要なことです。
以上が、D・カーネギー”人を動かす”の要約です。
・落とし穴
しかしこの”褒める”ということには落とし穴がある。と著書”嫌われる勇気”においてアドラーは語っています。”ほめることは、承認欲求の奴隷を生む行為である”。
アドラー心理学においては課題の分離という考え方が適応されています。
これは相手の行動に感謝するのではなく、相手の存在自体に感謝すべきであるという考え方です。そうしなければ、感謝や褒美がなければ行動しない人間になってしまうと述べています。
・ではどうすれば
私が思うに、ビジネスの場では相手を褒め、家族や友人などの大切な人達に対してはほめるべきではない、と考えます。
褒めるという行為は短期的に成果を出すために必要な一種の武器です。
長期的に付き合い、自身で考えて行動してほしいのであれば使うべきではないのです。
今回の記事はここまでです!
最後までご覧いただきありがとうございました!!